こんにちは。
すずらん歯科矯正歯科、歯科衛生士の田中です。
今回は、むし歯についてお話します。
食事をすると、むし歯菌の出す酸や、食べ物に含まれる酸によって、
歯の成分であるリンとカルシウムが溶け出します。これを脱灰といいます。
しかし唾液に含まれるリンとカルシウムが溶け出した歯を修復し、健康な歯に戻します。
これを再石灰化といいます。
口の中ではこの脱灰と再石灰化が繰り返されているのです。
むし歯の原因には、細菌(ミュータンス菌)、糖質、歯質の要素があります。
この3つの要素が重なり、時間の経過とともにむし歯が発生します。
お口の中の細菌(ミュータンス菌)は、糖を分解して酸を出します。
その酸性度が高くなった状態で食事や間食を繰り返すと、唾液による修復が間に合わず、
むし歯になりやすくなります。
むし歯になりにくいように、食べたらブラッシングをし、
酸性度の高い食事や、飲み物に注意しましょう。
それから、食事の間隔をあけたり、ダラダラと間食をしないようにしたり、寝る前の飲食を控えるなど食生活を
見直すことも大切ですね。
むし歯ができてからではなく、できる前の予防や検診に是非お越しください。